トキ、石川にも愛の巣…佐渡から引っ越し(読売新聞)

 佐渡トキ保護センター(新潟県佐渡市)から、いしかわ動物園(石川県能美市)に移送された2組のつがいのトキ4羽が9日朝、同園のトキ専用ケージに放たれ、繁殖に向けた飼育が順調にスタートした。

 鳥インフルエンザなどの感染症対策として環境省が進める分散飼育の一環。佐渡で5羽のヒナを育てた経験がある8歳雄と6歳雌の既存ペアと、同園で新規ペアとなる5歳雄と2歳雌が移送された。

 4羽は8日、輸送用木箱に入れられて佐渡からフェリーと車を乗り継ぎ、約9時間かけて運ばれた。夜間の放鳥は難しいため、8日は箱に入れたままにし、9日午前7時半頃、ペアごとに分けられた飼育スペースに移された。健康チェックでは、4羽とも正常だった。

 新しい環境に驚いて飛び立ち、障害物に当たってけがをしないよう4羽の翼の一部には数日間テープが巻かれ、高く飛べないようにしている。それでも、4羽は池でエサのドジョウを食べ、高さ約40センチの止まり木に移るなど元気な様子を見せているという。17日からはビデオカメラによるトキのライブ映像公開が始まる。

 4羽は来月下旬にも繁殖期を迎える。繁殖が順調に進めば、3月下旬から4月上旬に卵が産まれ、5月上旬頃ヒナが誕生する。ケージ内では、卵が落ちて割れるのを防ぐため、巣台の下に落ち葉を敷き詰めた「卵キャッチャー」を設置するなど、2世誕生に向けた準備が整えられた。

 飼育担当技師の野田英樹さんは、「まずは飼育員をトキに認識してもらうことが大事。現在は予想以上に落ち着いており、繁殖期までには慣れてほしい」と話した。美馬秀夫園長は「近縁種などで培った飼育繁殖技術を生かしたい」と意気込みを語った。

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